不眠症
不眠症

睡眠障害とは、「なかなか寝付けない」「途中で何度も目が覚める」「早朝に目が覚めて二度寝できない」「睡眠時間は確保できているのに熟睡感がない」などの状態が続くことを指します。夜眠れない状態は、純粋な不眠症のこともあれば、うつ病や不安障害などの精神疾患、または身体的な病気が関係していることもあります。
20~30歳代に発症しやすく、加齢とともに増加するといわれています。日本では成人の約3割が不眠症状を経験するとされ、誰にでも起こりうる身近な症状です。
「寝つきが悪いだけ」と放っておくと、日中の集中力低下や疲労感、気分の落ち込みなどにつながることもあります。
「寝つきが悪いくらいでメンタルクリニックは受診するのは…」とためらう方も多くいらっしゃいます。内科でも睡眠薬の処方は行われていますが、薬だけでは十分に改善しないことも多く、依存や副作用が生じるケースもあります。原因を丁寧に見極め、根本的な改善を行うことが大切です。
睡眠障害にはさまざまなタイプがありますが、代表的な症状は以下の通りです。
これらの症状によって、日中の強い眠気、集中力・意欲の低下、体のだるさ、気分のイライラなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
原因としては、生活リズムの乱れや音・気温・日光の当たり方などの環境要因に加え、仕事や日常生活のストレス・不安、引越し・転職などの環境変化、うつ病や不安障害などの精神的な要因が関係していることもあります。
また、睡眠時無呼吸症候群やアレルギー、ホルモンバランスの変化、甲状腺機能異常などが原因の場合もあります。
当院では、医師による診察・問診を中心に、必要に応じて血液検査・心理検査などを行い、専門的な視点で診断を行います。
睡眠時無呼吸症候群などが疑われる場合には、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)と呼ばれる専門的な検査がを行うこともあります。
睡眠障害の治療は、生活習慣や睡眠環境の見直しが大切です。
また、カウンセリングや認知行動療法(CBT-I)を通して、症状の種類や原因を特定し、無理のないペースで段階的に進めていくことが大切です。
睡眠障害の要因となる生活・睡眠習慣を明らかにし、それを修正することで改善を目指すカウンセリングや認知行動療法(CBT-I)を行うことがあります。
当院では、下記のような方にCBT-Iをお勧めしています。
下記に厚生労働省の研究班によって定められた『睡眠障害対処 12の指針』をご紹介いたします。
どのタイプの不眠症状にも当てはまる対処法ですので、ご参照ください。
生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合、睡眠導入剤や抗不安薬などを用いることがあります。
薬の種類や量は、患者さま一人ひとりの症状に応じて医師が調整します。
ただし、睡眠時無呼吸症候群などが原因の場合は、薬だけでなく根本的な治療が必要になります。
「眠れない」「夜中に何度も目が覚める」などと感じることは、誰にでも起こりうる身近な悩みです。
しかし、そのまま放置してしまうと、日中の集中力低下や疲労感、気分の落ち込みなど心身のバランスを崩すことにつながります。
当院では、睡眠障害に悩む患者さま一人ひとりに対し、温かく寄り添う医療の提供を心がけています。
「眠れない夜が続いている」「日中の眠気やだるさが気になる」「誰に相談してよいかわからない」と感じている方こそ、どうか一度ご相談ください。
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