誰かに見られている気がする
誰かに見られている気がする

最近このようなことで悩んでいませんか?
これらの症状は、現実にはないことを確信してしまう「妄想」と呼ばれる状態です。多くの方が、「自分の気のせいだろう」「考えすぎだ」と自分自身を責め、誰にも相談できずに苦しんでいらっしゃいます。しかし、こうした感覚は、ご自身の努力だけでどうにかなるものではなく、専門的な治療が必要な心の病気のサインである可能性があります。
このような症状が現れる代表的な疾患として、下記が挙げられます。
統合失調症
統合失調症とは、脳の情報処理や感情のコントロールに不具合が生じることで、現実との区別がつきにくくなり、幻覚(実際には存在しない声が聞こえるなど)や妄想(現実とは異なる強い思い込み)といった症状が現れる精神疾患です。
思考・感情・行動・知覚など、こころの働き全体に影響を及ぼす慢性の疾患であり、発症すると自分の考えや気持ちがまとまりにくくなり、現実との境界が曖昧になることがあります。
うつ病
うつ病は、眠れない、食欲がない、疲れやすい、気分が落ち込む、何をしても楽しく感じられないといった身体的・精神的症状が続く精神疾患です。
一時的な気分の落ち込みとは異なり、これらの症状が2週間以上持続する場合は、うつ病の可能性があります。
生涯で約10人に1人が経験するといわれており、誰にでも起こり得る病気です。
双極性障害(躁うつ病)
双極性障害(そうきょくせいしょうがい)は、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた精神疾患で、「気分が落ち込むうつ状態」と「気分が高ぶる躁状態」を数週間から数か月、あるいは数年をかけて繰り返すことを特徴とします。
発症は20~30代に多く、発症頻度はおよそ100人に1人と、決して珍しい病気ではありません。
認知症
認知症とは、脳の働きが徐々に低下し、記憶力・判断力・理解力などの認知機能が障害され、日常生活に支障をきたす状態を指します。
加齢に伴い発症のリスクが高まりますが、若くても発症することがあり、65歳未満で発症した場合は「若年性認知症」と呼ばれています。若年性認知症の原因としては、アルツハイマー型や脳血管性認知症が多く、国内の患者数は約3.6万人と推計されています。
「見られている気がする」「監視されている気がする」というつらさは、決してあなたの気の持ちようではありません。それは、心や脳が発する大切なサインです。いずれも「気のせい」として放置すると、症状が悪化し、社会生活を送ることが困難になる可能性があります。
当院では、患者さま一人ひとりのお話をじっくりとお伺いし、不安やストレスの原因を探りながら、安心して治療を受けられる環境を整えています。一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。
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