福岡がん治療ブログ

福岡天神がんクリニックのスタッフが発信する「がん」に関する情報

変更日/2023.09.25

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ターボ癌という医学用語はありません

「ターボ癌」という言葉を聞いたことがありますか?

 

一部のSNS上では新型コロナワクチン接種が「がん」の急速な進行の原因となり病状が悪化することを指す言葉のようです。

 

「ターボ癌」は海外の医師が広めたと言われています。

さらに日本でも医療関係者の方で積極的に拡散している方もいたそうです。

 

ですが、以前から「急速に進行するがん」というのは決して珍しくありません。

そのため、急速に進行したがんの原因を確定することは極めて難しいです。

 

しかし一方で、がんが増えていることは事実です。

高齢化しているので、あたりまえではありますが、その他にコロナによる検査控えの可能性もあります。

国内の研究で、大腸がんでステージⅠ・Ⅱと診断される方が減り、ステージⅢと診断される方は増えたという発表もあります。

 

よって、コロナにより検査に積極的ではなくなっている点(患者側・病院側両方)、かなり進行してから見つかることが増えた点が可能性として挙げられます。

 

時代がウィズコロナからアフターコロナへ変換していく中で、もう一度「がん検査」について検討されてはいかがでしょうか?

 

最後になりましが、今まで医学用語として「ターボ癌」という言葉を聞いたことはありません。

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