がん患者の方でコロナの影響を気にする方は非常に多いと思います。 そんな疑問に様々な機関がホームページ等でQ&Aを作成し、 解答していますので気になる方は参考にしてみてください。 【 代表的な疑問 】 Q1:がん患者はコロナにかかりやすい? A1:治療の影響によりかかりやすい方もいる。 化学療法等により免疫が低下している方は注意が必要。 Q2:がんはコロナの検査に影響がでるか? A2:基本的に影響はでない。 Q3:がんの手術予定だがコロナワクチンを接種しても問題ないか? A3:主治医に確認することが間違いないが、 基本的に手術予定あるいは手術後であってもワクチン接種は前向きに検討すべき。 【 各機関のホームページ 】 ・日本癌学会 http://www.jca.gr.jp/public/c_q_and_a.html ・日本癌治療学会 http://www.jsco.or.jp/jpn/index/page/id/2377 ・国立がん研究センター https://ganjoho.jp/public/support/infection/covid19_QA.html ・日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/news/coronavirus-information_medical.html
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【体内の免疫の活性化を持続する(ブレーキがかかるのを防ぐ)方法】 免疫チェックポイント阻害薬は抗体薬であり、この薬を使う治療は 「免疫療法」でもあります。点滴で治療します。 体の中には、異物の侵入を防いだり、侵入してきた異物を排除したりして、 体を守る抵抗力を備えた「免疫細胞」があります。 がん細胞の中には、免疫細胞と結合することによって、 免疫細胞にブレーキをかけ、その攻撃から逃れる仕組みをもっているものがあります。 このような、がん細胞と免疫細胞の結合を“免疫チェックポイント”といいます。 免疫チェックポイント阻害薬は、 がん細胞と免疫細胞が結合できないように邪魔をすることで、 免疫細胞にかけられたブレーキを外して、 自分の免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする薬です。 【免疫チェックポイント阻害薬のメリットとデメリット】 一度効果が得られると非常に長く持続する場合があり注目されている がん細胞を直接攻撃する従来の抗がん剤とは異なり、 がんを攻撃するT細胞を活性化させて、 間接的にT細胞によりがん細胞を排除するという、 今までとは異なる仕組みで作用します。 そのため、抗がん剤が効かなくなった進行がんでも治療効果が得られる場合があり、 また免疫を活性化させるので、 治療効果が持続する傾向があることがメリットとしてあります。 がん細胞を直接攻撃する従来の抗がん剤とは異なり、 がんを攻撃するT細胞を活性化させて、 間接的にT細胞によりがん細胞を排除するという、 今までとは異なる仕組みで作用します。 そのため、抗がん剤が効かなくなった進行がんでも治療効果が得られる場合があり、 また免疫を活性化させるので、 治療効果が持続する傾向があることがメリットとしてあります。 https://youtu.be/-Aeq3vEEQZk
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■がん患者 就労支援 がん になってもQOL向上(生活の質を上げる)ために、働くことが必要な場合があります。 経済的な理由だけでなく、 仕事をすることで社会とつながりを維持すること、 生活にメリハリができること等があげられます。 ハローワークや各施設のがん相談支援センターでも対応していますので、 気になった方は、調べてみてはいかがでしょうか。 ・厚生労働省ホームページ ・福岡県地域両立支援推進チーム
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【先進医療とは】 「先進医療制度」における「先進医療」とは、 効果・安全性などの評価が定まっていない新しい試験的な医療技術のうち、 保険適用の対象にするかどうかの判断を下すための 有効性・安全性の評価を行う医療技術として厚生労働省が指定したものです。 厚生労働省から先進医療として指定された医療行為は、 例外的に公的医療保険が適用される医療と共に実施することが認められます。 効果・安全性が不明なことから、 一部の医療機関でのみ実施が認められています。 他の試験的な診療行為と同様、保険診療として実施するには いまだ十分な有効性・安全性の情報が得られておらず、 標準治療と比べて医療として行うには科学的根拠が不十分な治療です。 【先進医療の費用に関して】 先進医療を受けた時の費用は、 次のように取り扱われ、 患者は一般の保険診療の場合と比べて、 「先進医療に係る費用」を多く負担することになります。 1.「先進医療に係る費用」は、患者が全額自己負担することになります。 「先進医療に係る費用」は、医療の種類や病院によって異なります。 2.「先進医療に係る費用」以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、 一般の保険診療と同様に扱われます。 つまり、一般保険診療と共通する部分は保険給付されるため、 各健康保険制度における一部負担金を支払うこととなります。 つまり、先進医療とは、 保険診療と一部認められた自由診療が同じ病院で受けられるということです。 先進医療であるからといって、 保険診療が認められているわけではないのが、 日本の現状です。 https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html 【自由診療とは】 自由診療とは保険が適用されない診療のことをいいます。 厚生労働省が承認していない治療や薬を使用すると自由診療となり、 治療費が全額自己負担となります。 特にがん治療の場合、未承認の抗がん剤などが自由診療になります。 抗がん剤は日々新しく開発されていますが、 日本では抗がん剤が承認されるまでに特に時間がかかるといわれています。 海外で承認されていて実績があっても、 日本では一向に承認されないということもあります。 がん細胞は日々進化しますので、 抗がん剤が承認されるのを待っている時間はありません。 そこで未承認の抗がん剤を使用すると、 その抗がん剤の料金だけではなく、 治療費すべてが全額自己負担になります。 日本で行われているがんの先進医療と自由診療の内容 【全身治療】 がん遺伝子治療 免疫細胞療法 高濃度ビタミン療法 漢方療法 温熱療法(全身に対する温熱療法は何種類かあり、一部保険適応のものもあり) オゾン療法 など 【局所治療】 光免疫療法 四次元ピンポイント放射線治療 重粒子線治療 陽子線治療 (粒子線は保険が認められたがん種もあるが、認められていない場合は全額自己負担となっている) 当クリニックは自由診療での治療である「がん遺伝子治療」を行っています。 ホームページ内では主に実施されている、治療法をご紹介しておりますので、 ご参考ください。 http://tenjin-cc.net/genetherapy/
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2021年9月17日にSOMPOひまわり生命保険株式会社様のご依頼で、 当院の医療コーディネーターがWEBセミナーの講師を務めさせていただきました。 ・「がん」についての基本的な情報 ・がん検査の重要性 ・当院での治療について 上記の内容を講演させていただきました。