福岡がん治療ブログ

福岡天神がんクリニックのスタッフが発信する「がん」に関する情報

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  • ■がん患者 就労支援 がん になってもQOL向上(生活の質を上げる)ために、働くことが必要な場合があります。   経済的な理由だけでなく、 仕事をすることで社会とつながりを維持すること、 生活にメリハリができること等があげられます。   ハローワークや各施設のがん相談支援センターでも対応していますので、 気になった方は、調べてみてはいかがでしょうか。   ・厚生労働省ホームページ   ・福岡県地域両立支援推進チーム  

  • がん患者の方でコロナの影響を気にする方は非常に多いと思います。   そんな疑問に様々な機関がホームページ等でQ&Aを作成し、 解答していますので気になる方は参考にしてみてください。   【 代表的な疑問 】 Q1:がん患者はコロナにかかりやすい? A1:治療の影響によりかかりやすい方もいる。   化学療法等により免疫が低下している方は注意が必要。     Q2:がんはコロナの検査に影響がでるか? A2:基本的に影響はでない。     Q3:がんの手術予定だがコロナワクチンを接種しても問題ないか? A3:主治医に確認することが間違いないが、    基本的に手術予定あるいは手術後であってもワクチン接種は前向きに検討すべき。     【 各機関のホームページ 】 ・日本癌学会 http://www.jca.gr.jp/public/c_q_and_a.html   ・日本癌治療学会 http://www.jsco.or.jp/jpn/index/page/id/2377   ・国立がん研究センター https://ganjoho.jp/public/support/infection/covid19_QA.html   ・日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/news/coronavirus-information_medical.html

  • 【トリプルネガティブ乳がんとは?】 トリプルネガティブ乳がんとは乳がん細胞の表面に、 ホルモン受容体である①エストロゲン受容体と②プロゲステロン受容体、そして ③HER2(ハーツー)タンパクの 3 つがいずれも存在しないタイプの乳がんです。   治療には、ホルモン療法薬や抗 HER2 薬は使わず、抗がん剤を使うのが一般的です。   乳がん全体の15~20%がトリプルネガティブ乳がんだと言われています。   トリプルネガティブ乳がんは、ホルモン療法や抗HER2療法の効果は期待できませんが、一方で、化学療法の感受性は高いといわれており、なかには予後良好な性質のものも存在します。   【乳がんの進行度】 乳がんの進行度は以下の基準で5つに分けられます。 しこりの大きさと乳房内での拡がり具合 リンパ節への転移状況 身体の他の臓器への転移の有無 ■乳がんの進行度(臨床病期分類) 参照:日本乳癌学会編.臨床・病理 乳癌取扱い規約 第18版.2018年,p6,金原出版   【乳がんの最も基本的な治療は手術】 この中で最も基本となるのが手術です。 その理由は、身体の中にできた悪い細胞を一度に全て取り除くことが根治への近道であり、 他の治療法を加えるにしても、手術によりがんの量を少しでも減らした方が、他の治療を成功させる確率が高くなるからです。   しかし、最近は、乳がんの手術に対する考え方が変わり、薬物療法、放射線照射法が進歩したことから、手術主体の治療ではなく、 患者さんの病態に応じて、これらの治療法がうまく共働するように組み合わせて、治療を行うことが多くなってきています。   しこり(がん)の大きさや拡がり、悪性度、リンパ節への転移状況、その他の検査所見をもとに治療法が決定されます。 がんが少々大きすぎたり、リンパ節への転移があるような場合、あるいは、大き目のしこりを小さくして乳房温存手術ができるようになるかどうかを検討する場合には、 手術前に薬物療法を行います。逆に、乳房から離れた臓器に既に転移(遠隔転移)しているときは 、手術以外の治療法が主として検討されますが、最初に手術をしてがんの量を減らしてから、薬物療法を行うこともあります。    

  • 【ゴールデンウィーク休診】  2021年4月29日(木)、5月1日(土)~2019年5月5日(水) メールは常時受付しております。5/6以降に順次対応させていただきます。 メール:info@tenjin-cc.net

  • 【コータックとは?】 コータックとは「Kochi Oxydol-Radiation Therapy for Unresectable Carcinomas:高知大学発のオキシドールによる増感作用を利用した切除不能ながんに対する放射線治療法」の略で、さまざまな固形がん(血液のがん以外の乳がんや肺がん、大腸がんなど、臓器やさまざまな組織などで塊をつくるがんのこと)に効果を発揮する「増感放射線療法」です。   【増感のしくみ】 がん細胞は正常細胞に比べると酸素を必要とせずに増殖することから、がんとその周囲は低酸素状態であることが知られています。さらに抗酸化酵素(放射線からがんを守る効果がある酵素)が増加します。このことから放射線の効果は30%以下に低下してしまいます。   高知大学名誉教授、小川恭弘先生の研究により「オキシドール+ヒアルロン酸」を腫瘍に注射すると、 抗酸化酵素を分解し酸素が発生するため、放射線治療の本来の力を発揮することが明らかになりました。   現在は保険適用になっていませんが、2022年に保険適用を目標としてイギリスで研究が進んでいます。   最新情報はこちらでご確認ください。 https://kortuc.com/jp    

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